20160928 「キーワード読書日記 008」

 レックス・カー著  「犬と鬼 知られざる日本の肖像」 

                 講談社 2002・4・25刊 2500円

 

  • 「犬と鬼」韓非子 描き難いもの、描き易いものの例として、宮廷画家の答

256 ビルの管理側が、使用を不可能にして仕事を楽にしようとしているみたいだ

   人手はかかるくせに社会的ニーズはほとんど合致していない

  • スローガンに良く使われる単語に、21世紀、コミュニケーション、ハブ、センター、文化、芸術、環境、国際的、情報発信、ふれあい、コミュニティ、多目的、アジア・太平洋、インテリジェント、の他 インター、インフォ、テクノで始まる語、トピア、ピア、ポリスで終わる言葉がある。
  • (黒田私論:これらのスローガンをどのような領域で、どのような手法で実現し、その評価基準を何にするか間で明確にする必要がある)
  • マイケル・フィリップ「金の七つの法則」:たぶんベンジャミン・フランクリン的な法則なのだ。浪費をするな、道楽に走るな、慎重に扱え、何に使うのか説明せよ、記録を残せ、金がどうなっているかを無視してはならない・・
  • 官僚は政府の中核組織で、その役目は国の資源(資金、人的エネルギー、企画力、学問知識)をうまく配分することにある・・日本の官僚は腐敗と怠慢に侵されている。・・大前研一の言葉「住専は大蔵省の自作自演である・・」・・環境庁の役割:番犬がその役割を果たしていない・・

386 白州正子宅の短冊「犬馬難、鬼魅易」

 

⇨ 読んでいてすごく共感した割には、抽出されたキーワードがとても少ないレポートになってしまいました。文化論として私には少し高度すぎたのかもしれません。

 

写真(本文とあまり関係がありません):2009年 卒業建築日本一の展示作品

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