20210210 「運河二十四節気 1 雨水」

貞山運河(宮城県の海岸沿い、岩沼市名取市仙台市多賀城市塩釜市をつなぐ運河)の四季の移ろいを探っていきたいと思い、写真と文の取材を始めました。

なんとか1年以上続けたいと思います。

本来なら、立春(2月5日ごろ)から始めるとキリが良いのですが、若干出遅れてしまったので「雨水(2月20日)」からのスタートです。

県道10号線(嵩上げ道路)を南下して、名取川河口、広浦、貞山運河、サイクルスポーツセンター、震災復興伝承館などを巡ってきました。

運河や河口には水鳥・真鴨が小さな群れを作って浮かんでおり、時折、潜って餌探しをしていました。

 名取川以南の貞山運河の護岸はコンクリートで固められ、新しくて安全そうに見えますが、水辺の安らぎや開放感は無く、白塗りのような壁面の連続に奇妙な不安感を抱きました。

残念ながら、掲載の写真は過去の、しかも秋のものです。

「藁焼きて をるや雨水の 桐畑」雨村敏子

「低きへと 鳥集まる 雨水かな」井村和子

「運河松 雨水の真鴨 潜る飛ぶ」 蒼水

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4年前の秋。井戸付近の船上から南方向を向いて