20160919  キーワード読書日記 004

ブック・レポート

「海馬 脳は疲れない」池谷祐二、糸井重里 朝日出版社 02・6・20刊 

19 手を動かすこと:脳を使うことにつながっている

23 よくわかる、おもしろい=伝える側と受け取る側がうまく交流できた状態

24 海馬と扁桃体:感情的に好きなものを、必要な情報とみなす

32 どんなことがあっても、真っ白にならない⇒考え続ける自分を信じる

40 実行のとき:ストッパーをはずす方法と前に進む力を伸ばす方法がある

46 頭いい人=もっといいものなら取り入れる用意がある人

47 宗教は、人間が関係性を欲しているから存在する

50 前に学習したことを生かせる能力:つながりを感じる能力=30歳過ぎてから伸びる=経験メモリー

60 神経細胞同士の神経回路=都市とその間をつなぐ道路 地図と交通

62 動物と人間の神経細胞の違い=関係性、ネットワークのパターンが異なる

61 神経細胞は使えば使うほど密になる

72 脳は疲れない、考え続ける、いったん忘れるのは効率わるい、考えたまま違うことをする、区切りの良い所から2・3行書いて休憩をしたほうがいい

112 脳の能力は、情報の保存と処理

114 経験メモリーの蓄積は、べき乗で増える

142 情操教育:扁桃体を活性化=感情を豊かに、音楽・恋愛・好きなこと・・

146 タクシードライバー:海馬大きい=新しい道、沢山の人との出会い、新鮮な刺激・・

150 退屈な時に何をするか、無情報の中から新情報を見出す、自分で事件を起す=それが自分のエクササイズ、そこから生まれた遊びを、大衆化して商品化するのが僕(糸井)の仕事

152 旅が頭を良くする、空間情報が海馬に刺激を与える、移動を想像するだけでも効果有 「かわいい子には旅をさせろ」

⇒旅による能力活性化成功事例:中谷健太郎(湯布院亀の井)、桐島洋子沢木耕太郎、へミングウェイ、ピカソ永六輔(知らない横丁を曲がることが旅)、その他多数の留学生・放浪者など、ビジネス系では、船井総研のビジネスツアー、ストアコンパリゾン、視察調査旅行など ごく当然

外に出ないで成功した事例「屋内海馬刺激法」の発見の方が大事かも

161 できるプロは、素人の何気ない不満足を敏感に察知して、自分の側の問題点を積極的に改良

166 ストレスたまったら⇒新しい価値観=別の可塑性を持ち込む

   新しい価値観をもとうとしない人とは一緒に仕事したくない

175 旅は脳(海馬)を鍛える、海馬が発達していると、新しい環境はストレスではないと伝える、新しいことを処理する能力に長けている、胃潰瘍になりにくい

176 創造的なことをしたければ、画一的なことをしたがる脳に対し挑戦する必要有

176 自分の悩みを解決するには:他人の悩みだと思う=全部を失わないでいようなんてむしがよすぎる⇒トレードオフについての正当な判断

179 研究=調査のための道具・装置を見つけるための研究

192 やる気をどう出すか:実際にやってみる=自己興奮、作業興奮側坐核

208 自分に対して報酬があるとやる気が出る、内発的達成感、

209 最初と最後に仕事がはかどる:時間を細かく区切る

226 イニシアチブは受け手が持っている:神経細胞のつながる鍵

受け手としての磨かれ方、受け手が活発であれば関係は築かれる

⇒ダメな先生はいない、ダメな生徒がいるだけ

235 クリエイティブ:認識を豊富にして、ネットワークを密にしていく

237 頭の悪い人=頑固な人

240 ルールがあってそこから逸脱するから面白い

⇒古典芸能などの修行法「修・破・離」

254 他のことへ向かう可能性を捨てれば、特定のひとつのことに抜群に秀でることができる

265 解決すべき問題を、ひとつずつ紙に書いてみる

271 できる・できないは、本人が決める 

272 自分が宣言する、自己認識、いったもん勝ち=脳の安定化:言ったことに安定する

277 誇り:完成したものを持つ=自信

  人生の目的を考えた方が、人生の楽しみを見つけられる

278 インターネット=やりかけに見えるが、ここまでは考えた

281 聖書、論語:子曰く・・考えの途中のまま発表する方法論

284 天才:脳の考えのつなぎ変えをやりつくすほどの動機を持っている人

288 心とは、脳が活動している状態

  人の本質は、変化(経験、学習、成長、老化)=可塑性=外界に反応しながら変容する自発性=個人が潜在的な進化の可能性を秘めている

290 人の生産的な活動:つながりの発見、試行錯誤・探求と失敗の繰り返し

人生は編集作業、過去の文化遺産を受け入れて、付加価値を加えて未来に引き渡す・・言葉、科学、料理・・だからこそ、プロセスを楽しめ

291 外部にアンテナ:入力なくして出力なし+新規な視点の付加=個性の顕れ

 

⇨ たくさんありますが、役に立ちそうですか?

 

写真(本文とあまり関係ありません):鳴子温泉 早稲田の湯入り口です

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